2019年7月

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蝉の声もひときわ高く夏も盛りになってきました。
現在テスト販売中のリケン鍼灸針ですが、置鍼を主な目的に開発しました。
従来のリケンディスポ1P・8P鍼と比べて、しなりを若干抑え切皮スピード重視のものになります。材料は山口県光市製造のステンレススチールを弊社のディスポではない再使用可能な鍼と同じ直線工程を施しております。

本品を含め、全ての種類の鍼でシリコンコーティングはしておりません。
昨今、シリコンコーティングの鍼が大変増えてきましたが、元々はアメリカで有害物質の体内移入の理由で禁じられており、また、抵抗値が低いためいわゆる運針による気持ち良さが少なく弊社では採用しておりません。
但し、シリコンコーティングの鍼の切皮の抵抗値は明らかに低くすんなり刺入します。
リケンディスポ1P・8P鍼はしなりと粘りにより一旦たわんで刺入しますので別のアプローチから切皮の抵抗値は低くなります。

現在テスト販売中のリケン鍼灸針は今後卸を中心に販売に移行することを検討しております。置鍼を中心に大量にご使用される鍼灸整骨院には向いている鍼です。
鍼管も極細で色分けしております。

暑さ厳しき折、ご自愛ください。


令和元年 盛夏