円皮針について

山椒は小粒でもぴりりと辛い。小さな円皮針も侮れない働きをしますが、弊社では快適に安全に安心にを目指し様々な工夫を凝らしています。
出来るだけ痛くない方がいいので細い径のものをと求められますが、実は殆どの場合鍼の径は関係がなく、痛みの元は関節近くで伸張位になったときの引っ掛かり・鍼の刺入角度が斜め過ぎて少しの動きで安定せず食い込んだり等で生じます。
あまり細い径にすると折鍼の危険性のみならず、効果も低下します。

現在、円の部分が1周半のタイプが多いのですが弊社では2周丁度仕上げにこだわり:
1.傾きを無くし、2.車で言うサスペンションの役目を与え、3.垂直への曲げに上下の余裕を持たせ車で言うダンパーの役目を与える。短縮位から伸張位になったときにいい意味で外れないぎりぎりの位置で浮かせ、短縮位への転換で戻るように設計しております。

特小・小・中・大と垂直方向の長さに合わせて円の部分の径を拡大し安定値を高めて、皮膚呼吸ができるテープの採用など、より快適な装着感を追求しております。平成28年初秋