バナナの驚くべき効用、山芋生姜とともに

バナナと言えばビフィズス菌の餌になり善玉菌を増やすオリゴ糖系の効用が有名です。
他にレジスタントスターチは、大腸まで届くと大腸内にいる善玉菌に発酵され、酢酸・酪酸・プロピオン酸・コハク酸のような成分に変換し整腸作用を増進、またビタミンB群、葉酸また、むくみを取るカリウム等々多くの成分が含まれています。 太平洋戦争中の戦線で医薬品欠乏のおり、傷にバナナの皮を貼り付け回復させていたことはバナナのポリフェノールに含まれるフィトケミカルが強い抗酸化作用と殺菌作用を持っていることからも頷けます。余談ですがバナナの皮は虫刺され回復・皮靴を磨く道具としても秀逸です。

ジオスゲニンは山芋にあり。自然界にあまり存在していないジオスゲニンは腸の炎症を取り除き大腸がんを抑制、アルツハイマー認知症の原因アミロイド沈着物を減少させ、血管内の血栓生成物質の除去、免疫細胞の増加等いいこと尽くめです。 注意すべきは熱に弱いので、なるべく摺りおろし生のままがいいです。生姜は何と言っても代謝を大きく促し、胃壁を守り体を温めてくれます。

「未病を治す」は食べ物への意識を高め、鍼とも通じる考え方です。病気になったから薬や病院という考えとは根本的に違う自立自助の在り方です。ネット上には多くの専門家の声がありますのでグーグルやユーチューブで検索してみてください。いくつかを以下に: http://nurse-web.jp/kouka/banana/ http://nurse-web.jp/kouka/effect-of-yam/ https://www.youtube.com/watch?v=1k8wsui0Q4U 
運動の効用は言わずもがなで、梅雨の季節ですが雨の外出もまた風情あるものです、ぜひお出かけください。

平成30年 向暑